先に要点

  • 模試成績は「自分の得点」「受験者集団との比較」「志望校との比較」に分ける
  • 得点・満点・得点率と、偏差値・順位は別の情報
  • 判定は模試事業者の評価基準や志望校データを含むため、得点率だけからは求められない
  • 異なる模試を比べるときは難易度・受験者集団・実施時期の違いにも注意する
  • 必要な項目が多い場合は受験特化型サービスも比較する

模試の成績は3種類に分けて考える

種類代表例意味
自分の得点得点、満点、得点率自分がその問題・配点で得た結果
受験者集団との比較偏差値、順位同じ模試の受験者の中での位置に関する情報
志望校との比較判定、志望者内順位、志望校別配点等模試事業者の基準や志望校情報を使った評価

これらを一つの「成績」という欄にまとめると、後から何が変化したのか分かりにくくなります。まず自分の得点を残し、必要なら偏差値・順位・判定を別項目として扱います。

まず得点・満点・科目・日付を残す

基本記録として、科目・得点・満点・受験日を残します。模試名や回次を記録できる仕組みを使う場合は、それも区別すると後から同じ系列を探しやすくなります。

残す項目例役割
模試名・回次第2回○○模試同じ系列か判断する
科目英語科目別に比較する
得点 / 満点142 / 200元の点数を残す
得点率71%満点が違う場合の割合比較
偏差値成績表記載値受験者集団との比較情報
順位成績表記載値同じ模試内の位置情報
判定A〜E等模試事業者の評価をそのまま残す

TestLogでは科目・単元/範囲・得点・満点・日付・画像を記録できますが、模試名・偏差値・順位・判定の専用欄は現在の機能として案内していません。

得点率は満点が違う結果を割合で見るための指標

得点率は「得点 ÷ 満点 × 100」で計算します。80/100と160/200はいずれも80%です。ただし、同じ80%でも模試の難易度や受験者集団が同じという意味ではありません。

詳しい計算と正答率との違いは得点率の解説で確認できます。

偏差値・順位は自分の点数だけでは決まらない

偏差値や順位は、同じ模試を受けた他の受験者の成績との関係を含みます。そのため、自分の得点と満点だけ保存しても後から偏差値や順位を再計算できるとは限りません。成績表に記載されている値を残したい場合は、それらに対応する入力欄を持つ管理方法・アプリを選ぶ必要があります。

河合塾の全統模試の個人成績では、得点、偏差値、順位、志望大学の合格可能性評価などが別の情報として提示されています。これは「得点率が高いから偏差値も一定値になる」という単純な換算ではないことを理解する材料になります。偏差値そのものの意味や別模試との比較上の注意は模試の偏差値とは?で詳しく扱います。

判定は得点率とは別に扱う

判定は単純な「得点率の別名」ではありません。河合塾は合格可能性評価について、模試ごとの志望者分布だけでなく年度全体の志望動向なども含めて検証し、大学・学部等ごとにボーダーラインを設定すると説明しています。

そのため、模試でA〜E等の判定が出ていても、その文字だけを独立した絶対値として扱うのではなく、どの模試・どの志望校・どの時点の評価だったかを一緒に確認します。A〜E判定をどう受け止めるかは模試の判定の見方へ分けています。

判定は将来の合否を保証する値ではありません

このガイドでは具体的な大学のボーダーや合格可能性を推測しません。判定の意味は、利用した模試事業者が公表している説明や評価基準を確認してください。

同じ模試系列と別の模試を分けて見る

複数回の推移を見る場合、同じ模試系列の過回成績と、別会社・別形式の模試を混ぜない方が解釈しやすくなります。河合塾の全統模試では、共通テスト模試で最大5回分、記述模試・高2模試・高1模試では最大3回分の過回成績を表示する仕組みが案内されています。

比較見やすさ注意点
同じ系列・同じ科目の第1回→第2回比較しやすい範囲・受験者・時期は変わり得る
共通テスト型→記述型単純比較しにくい形式・満点・評価指標が異なる
別会社の模試同士参考程度受験者集団や偏差値の基準が異なり得る

複数回の模試を比べるチェックリスト

  • 同じ模試系列か、異なる模試か
  • 同じ科目・同じ形式か
  • 得点と満点の両方を残しているか
  • 偏差値・順位は成績表記載値をそのまま扱っているか
  • 判定の対象志望校が同じか
  • 実施時期や出題範囲が違うことを確認したか
  • 1回の上下だけで学力の増減を断定していないか

模試の答案や設問別結果も振り返り材料になる

模試によっては設問別成績や答案、同じ学力レベル層との比較などが提供されます。河合塾の全統模試「個人成績」案内では設問別成績や成績比較機能が紹介されています。こうした情報は、総合点・偏差値だけでは見えない失点箇所を確認する材料になります。

ただしTestLogが模試事業者の設問別分析を再現するわけではありません。答案画像を残す場合も、自動で正誤分析・偏差値計算を行う機能としては案内していません。結果返却前と返却後で何を見直すかは模試の復習方法で具体的に整理しています。

大学受験特化の管理が必要になるケース

志望校別の傾斜配点、判定、合格ラインとの差分、成績表からのAI入力などを一つのサービスで扱いたい場合は、一般的な点数記録アプリだけでなく大学受験特化型も比較します。たとえばStudyNote2は、現行公式情報で志望校別傾斜配点、偏差値・判定の記録、成績推移、クラウド同期等を案内しています。

一般的な成績管理アプリで比較する項目はテスト点数・成績管理アプリの選び方で整理しています。

TestLogで管理できる範囲

現在利用できる主な項目現在専用機能として案内していない項目
科目、単元・範囲、得点、満点、日付、画像、得点率、科目別推移、目標値模試名専用欄、偏差値、順位、受験者数、判定、志望校、傾斜配点、合格可能性、AI成績入力

よくある質問

得点率が上がれば偏差値も必ず上がる?

必ずとは言えません。偏差値は受験者集団の成績分布との関係で決まるため、得点率だけから結果を決められません。

違う模試の偏差値をそのまま比較してよい?

受験者集団や問題形式などが異なるため、単純な同一尺度として扱わない方が安全です。まず同じ模試系列の推移を確認し、別系列は参考情報として分けて見ます。

判定だけ記録すれば十分?

後から理由を振り返るためには、少なくとも模試名・時期・得点・偏差値等も一緒に残す方が分かりやすくなります。判定だけでは、どの条件の評価だったか分からなくなることがあります。

TestLogだけで大学受験の模試管理は完結する?

点数・満点・科目・画像・目標を中心に残す用途には使えますが、偏差値・順位・判定・志望校別配点などを専用項目で管理したい場合は、対応する受験特化サービスも比較してください。

参考にした公式情報

外部情報は2026年8月22日時点で確認。具体的な大学のボーダー値・合格可能性は本ページでは掲載していません。

点数・満点を中心に記録する場合

TestLogの現在の守備範囲を確認し、偏差値・判定等が必要なら対応する別タイプのサービスも比較してください。

TestLogの機能を見る